中学英文法の基礎を固めよう　No.1

今回のブログの難易度

●北海道公立高校入試の問題ですが、中学生の基本レベルです。

今回のブログを読んでいただきたい人

●公立高校入試を目指す中学生

●中学生レベルの文法知識を身につけたい人

解説

かなり基本的な問題となっています。

高校入試の中でも簡単な問題と言って良いでしょう。

では解説に入ります。

「go ～ing」 は「～しに行く」という意味です。

「～」には動詞が入りますね。

「go ～ing」 はもともと「go on ～ing」から来ているとされていますが、現在では「go on ～ing」は「～し続ける」という意味を持つので、「go ～ing」は「～しに行く」という慣用表現になっていると考えましょう。

さて、選択肢の中から適切な語句を選ぶ考え方についてお話しましょう。

選択肢を選ぶ問題の解き方としては一般的に、『消去法』と『一発で答えを見つける』方法があります。

今回の問題は基本的すぎる問題ですのでどちらでもいけそうですが、『消去法』を使って解いてみましょう。

問題の文に、「tomorrow」がありますので、選択肢の「Did」は不適切となります。

次に、「we」の後ろに「go」という一般動詞があるので、be動詞と一緒に使えませんので「Are」も不適切ですね。

中学生になったばかりの生徒さんの中には

✕I am play tennis.

という英文を書く生徒が必ず存在します。

中学の教科書の多くは最初にbe動詞を習うので、なんでもかんでもbe動詞を付けるものだと思いこんでいる生徒が結構いるものです。

be動詞と一般動詞は一緒には使えませんよ。

昔の話ですが、名門校麻布中学に進学した生徒でさえ上記のような英文を書いていたので、驚いたのを覚えています。

◯I am playing tennis.

のように、一般動詞にingをつけて現在進行形にすれば正しい文となります。

最後に「Let’s」ですが、Let’sは後ろに主語のweを持つことはできないので不適切です。

さらに、Let’sを用いた英文は文末に「？」をつけません。（付加疑問文のときは例外で「？」をつけます）

Let’s go shopping tomorrow.

であれば正しい英文となります。

したがって、答えは「Shall」が正解となります。

Shall we go shopping tomorrow?

「明日買い物をしに行きましょう」

この英文と同様の英文を書いておきましょう。

=Let’s go shopping tomorrow.

=How about going shopping tomorrow?

=Why don’t we go shopping tomorrow?

となります。いつでも書き換えることができるようにしておきましょう。

ちなみに、

How about going shopping tomorrow?

の英文の「about」は前置詞です。

「前置詞の後ろは、名詞か動名詞」ということも暗記しましょう。

「go」にing をつけることによって、動名詞となりますので、「about」の後ろに置くことができるようになります。