歴史新聞：3月5日は何が起こった日！？　『チャーチル元首相、「鉄のカーテン」演説を行う～東西対立の時代到来を警告～』

歴史新聞、本日3月5日は何が起こった日！？

今日は歴史上で何が起こった日なのかを新聞のように報道します。

トピック『チャーチル元首相、「鉄のカーテン」演説を行う～東西対立の時代到来を警告～』

昭和21年（1946年）3月5日、イギリスのウィンストン・チャーチル元首相は、アメリカ・ミズーリ州フルトンのウェストミンスター・カレッジにて歴史的な演説を行い、**「鉄のカーテン」**という言葉を用いて、ソ連による東欧支配の拡大を強く警告した。

［ソ連の影響力拡大、世界の分断を指摘］

演説の中でチャーチル元首相は、
「バルト海のシュテッティンからアドリア海のトリエステまで、ヨーロッパの中央に鉄のカーテンが引かれた」
と述べ、ソビエト連邦が東欧諸国を支配下に置き、西側世界との間に明確な壁を築いていることを指摘した。さらに、共産主義の拡大に対抗するため、英米を中心とした西側諸国が団結する必要性を訴えた。

［アメリカとの結束を強調］

この演説には、アメリカのハリー・S・トルーマン大統領も同席しており、英米両国が**「自由と民主主義を守るための同盟を築くべきだ」**とするチャーチルの提案は、西側諸国の安全保障の枠組みに影響を与えるものとみられる。

［冷戦の幕開けか？］

第二次世界大戦の終結後、戦勝国であるアメリカとソ連は、一時的な協力関係を築いていたものの、東欧におけるソ連の影響力拡大により、両国の関係は急速に冷え込んでいた。今回のチャーチルの演説は、東西対立の「冷戦」時代の幕開けを象徴する出来事となる可能性がある。

今後、西側諸国はソ連の動きにどのように対応するのか――。
世界は新たな政治の転換期を迎えつつある。

【注意】、あくまでも歴史新聞報道で、当時の状況を再現した報道であり、現代の報道ではありません。